Joy Luck Club

日記帖・雑記帖・ぼやきノート・備忘録・・・




映画「ドリーム 私たちのアポロ計画」 :: 2017/11/20(Mon)

舞台は1961年のバージニア州ハンプトンにあるNASA・ラングレー研究所。ソ連とアメリカの宇宙開発競争が始まった頃の話で、ソ連が有人宇宙船打ち上げに成功したことで焦るアメリカが巻き返しを図る為に、スタッフが一丸となって日夜開発に励む・・・もちろん男ばかりの世界で、女性は補助的な役割に置かれている。そんな世界にはもちろん白人しかいない、と思いきや別棟では能力のある黒人の女性たちが計算係として働いている。60年代と言えばコンピューターがまだ完璧な状態で仕事ができる時代ではなかった。そして何よりもまだ黒人に公民権が与えられていない時代だった。白人や男性と同じ、或いはそれ以上の能力を持ちながら黒人、女性ということで出来る仕事も公平に仕与えられない。主役はキャサリン、ドロシー、メアリー、3人の黒人女性だ。

キャサリン・ジョンソンは宇宙研究本部に配属される。白人男性だけの職場でキャサリンにとってはそんな環境でで働くことがどんなに辛いことか。仕事中にトイレに行きたくなっても近くには黒人用のトイレがない。800mも離れた別棟まで毎回走っていく。職場のコーヒー・メーカーは使わせてもらえず、「黒人用」と書かれた小さな空の電気ポットが傍らに置かれているだけ。ドロシーは黒人グループの管理職になりたいという希望を上司のミッチェルに伝えるのだが「黒人グループには管理職を置かない」と無下に断られる。そしてメアリーは技術部に配属され、そこでエンジニアを志すのだが、(黒人女性という理由で)それ以上の資格が必要だと無視される。

でも三人はそんな環境に負けずに強くしなやかに進むのだ。決して諦めずに自分の能力を信じ困難を切り開く努力をし、仕事ができることをどんどんアピールしていく。それぞれの持ち場でアメリカ宇宙開発の「マーシャル計画」有人宇宙船の打ち上げの成功の一端を担うことになる。明るく前に進む三人がカッコいい。キャサリン・ジョンソン、ドロシー・ボーン、メアリー・ジャクソンの実在した女性の実際にあった話だ。(余談だけど、キャサリンの上司・アリ・ハリソン役のケビン・コスナーが良い役どころだ。久しぶりに見たなぁ。昔好きだったなぁ。)


黒人の女性は二重の差別を受ける。黒人ということで社会での差別を受けている。女性ということで黒人男性にも蔑視される。1961年、大統領はケネディ、黒人、更には黒人女性の人権が認められていなかった時代に名前は知られなくてもこの様に活躍した女たちがいた。キング牧師が先頭に立って黒人の公民権獲得を求める集会やデモが各地で開かれていた時代だ。そういう正面から権利を勝ち取る闘い方もあり、キャサリンたちの様に白人社会の中で差別されながらも自分の能力を使って存在を認めさせていくというやり方もあるということだ。差別社会と堂々と闘った彼女たちに拍手を送ろう。



原題は「Hidden Figures」(隠された人たち)。 日本での公開に当たって「ドリーム 私たちのアポロ計画」という日本題がつけられた。マーシャル計画なのにアポロ計画とはこれいかに、とのクレームがあったらしいが、配給会社が日本人向けに甘い雰囲気の「ドリーム」とマーシャル計画より名前が良く知られている「アポロ計画」を使ったとのこと。何だかねぇ・・・。







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「セールスマン」「光」 :: 2017/07/13(Thu)

二日続けて映画を観に行った。
二作とも今週で終わってしまうから。

一昨日観た「セールスマン」はテイクにとっては初めてのイラン映画だ。
主人公の夫婦は劇団員。夫は高校教師でもあり、公演が近づいているアーサー・ミラーの演劇「セールスマンの死」の練習や楽屋での会話、高校の授業風景で日常が紹介される。その日常が妻がレイプされる事件で一変し、その後は心理的な描写で物語が進む。警察に行くのを拒む妻の気持ちを受け入れることがでず復讐に燃える夫は小さな手がかりを基に犯人を捜し出すというサスペンスだ。夫と妻を演じたシャハブ・ホセイニとタラネ・アリドゥスティの演技が心に残る。
きっちり事件が解決されたとは納得出来ないまま、翌日になっても情景が頭から離れずに推理は続くのだ。引っ越し先のアパートの元住人は娼婦で男が出入りしていたという話を近隣の人たちから耳に入る。ひょっとしたらあの女がその娼婦なのではないか。犯人は彼だということで終わったけれど、本当は彼ではなくあっちの男ではなかったのか。何気ない小さな描写からテイクはテイクなりの推理を楽しんだ。

題名は知っているアーサー・ミラーの「セールスマンの死」。戯曲をちゃんと知っていればこの映画は何倍も楽しめたのかも知れない。「セールスマン」という映画の題名が何らかの暗示なのだろうか。知識も浅く読み取る力もないテイクにはこれ以上はわからない。2時間の長い映画だったけれど飽きずに引き込まれたことは間違いない。

・・・・・

昨日は河瀬直美監督の「光」を観た。徐々に失明していく大きな実績のある元カメラマンと目の見えない人が映画を観るのに必要な音声ガイドの仕事をする女性の恋愛物語だ。そう言ってしまえばそれで終わってしまうのだが、それを心に残る映像にしたのが河瀬直美監督の感性なんだろうなぁ。「光」という題名にふさわしく光を上手く扱い綺麗に撮っている作品だ。少しずつ見えなくなっていくカメラマンの焦燥感、そして最後の光が消えた瞬間の恐怖と失望。その時に支えになってくれることになる女性が側にいた。希望が見える。
面白い構成で、音声ガイドのモニタリングをするという設定で使われた劇中映画が、本編「光」が終わりエンディングロールが全て流れた後に始まるという嗜好だ。エンディングロールの途中に席を立って出て行った何人かはこれを見逃した。映画の中で音声ガイドの声を聞きながら観ていたショートムービーの画面を音声ガイドなしで観る時の印象の違いを体験できる。





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「大林宣彦監督 命がけののメッセージ」 :: 2017/07/01(Sat)


スノーデン :: 2017/06/30(Fri)

連日のフォーラム那須塩原通いだ。
火曜日は「『知事抹殺』の真実」を観る為に劇場に入る前はアンケート配布と鑑賞後のアンケートの回収やプログラムとCD販売のお手伝い。水曜日は上映前後のお手伝い。グリーンサムさんも観てくれたし、映画をお勧めした知人も来てくれていて嬉しかった。


そして、昨日は「スノーデン」を観てきた。

2017_july01.jpg

組織の中にいて、組織がやっていることに不快感を感じるようになる。「組織」とはアメリカ合衆国NSA(米国家安全保障局)。29歳の彼エドワード・スノーデンはアメリカ政府が進める個人情報の監視プログラム構築に関わっていることに次第に嫌悪感を持ち始め耐えられなくなって遂にはNSAで得た情報を持ってNSAを辞めた。そしてアメリカ政府の市民監視の実態を世界に明らかにするのだ。スクープしたのはガーディアン紙。フリーのカメラマン、ジャーナリスト、それにガーディアン記者が香港のホテルでスノーデンにインタビューをする数日間を軸に、それまでの、NSA職員として働いていたスノーデンの生活を描いた映画だ。観終わっていい映画だったと満足できたのはスノーデンの人間性が感じられたからだと思う。アメリカが一番とは言えどもこんなことはどの国も多かれ少なかれやっているのだろうと考えると怖くなるし嫌になるが、ただそれだけで終わらせなかったのはオリバー・ストーン監督の持ち味か。

気に入った映画だから7月5日発売のDVDを予約してしまった。図書館にリクエストしてもDVD発売から1年経過しないと図書館には置けない・・・と以前言われたことがあるからだ。ハンナ・アーレントとかカルテットとかチョコレートドーナツとか・・・ね。





帰宅後、14年公開のドキュメンタリー映画「シチズンフォー スノーデンの暴露」を観た。これは、スノーデンとフリージャーナリスト、カメラマン、ガーディアン記者がホテルに籠って続けたインタビューを記録したもので、日本語字幕がないのでちゃんとはわからないながら、映画「スノーデン」を思い起こしながら観ると楽しめる。実物と映画の俳優とがよく似ていること!そして取材者側とスノーデンとの一体感・・・



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『知事抹殺』の真実 :: 2017/06/27(Tue)



フォーラム那須塩原で上映されているドキュメンタリー映画「『知事抹殺』の真実」を観た。
3月の終わりに白河の図書館別館で開かれた自主上映会で鑑賞したのでこれが2回目。
安倍政府の悪政がどんどん進んでいる今観ると一層権力の怖さが伝わってくる。

初日から知事や監督の舞台挨拶が続いているが、今日はエンディングテーマを歌っている佐藤孝雄さんが登場した。プロの歌手ではなく福島県の昭和村という所でお蕎麦やさんを経営していて火曜日が定休日だから監督のお誘いで今日ここに来ることができたとのこと。こんなに大きな会場で歌うのは初めてで、指は震え膝はガクガクしていると笑わせる。テレビの云うことなんか信じられない、新聞は本当のことなんか書いていない、私たちは本当のことを知りたい、本当のことを知ろうと歌う軽快な曲だ。


前川喜平氏が記者会見で言っていたように、メディアがしっかり事実と真実を伝えなければ民主主義が崩壊するという一端が現れた事件。東京地検が知事の弟の取り調べ中に「知事は日本にとってよろしくない。いずれ抹殺する」と云った言葉に現れているように、国と東京電力に対峙していた福島県知事を事実無根の事件をでっち上げて辞職に追いんだ。

その時、メディアの果たした役割は何だったのか。新聞もテレビも週刊誌も何もかもが検察の発表通りの報道をし、自分たちで真実を探すことはしなかった。「この映画を作るにあたっていくつものメディアに当時の資料の提供を求めたが、依頼に応じたのはただ一社のみだった」とのテロップで映画は始まる。

佐藤栄佐久氏は自民党選出の衆議院議員を何期か務めた。その後、福島県知事として5期18年福島県のために働き県民の信頼も厚かったようだ。地方自治の独立を目指し道州制には反対していた。東京電力の杜撰な安全管理を厳しく追及し、原子炉17基の運転を停止させた。現在、小泉元首相の進める「脱原発運動」と歩を共にしている。テイクは小泉純一郎元首相を信用していない。だから映画の最後に小泉氏が出て来る場面が嫌だけれど、この映画は佐藤栄佐久氏の身に起きた権力による冤罪事件を取り扱い、権力側につくメディアがどんなに恐ろしい役割を果たすのかを描いた映画なのでそれはそれとしておく。

共謀罪法案があんなやり方で通過してしまった今、この様な事件がまかり通るような時代がやって来る。自民党員であろうと市民団体のメンバーであろうと国家権力に異を唱える者はどんどん逮捕されるという恐怖政治の時代がやって来る。自分には関係ないと知らん顔をしていても権力にとって都合が悪ければ「一般人」だってそんな目に合う。自民党員の佐藤栄佐久県知事の身に起こった事件の真実を知ればどんなに怖いことかが分るだろう。多くの人に観てもらいたい作品。

日比谷での上映後「ホラー映画より怖い映画だった」と安藤亘監督に伝えた人がいたそうだ。


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上映初日は満席、その後も会場の、半分は埋まる盛況ぶりで観客は昼夜合わせて700人を超えた。「映画サークル 十人十色」の活動第一弾が成功裏に終わりそうで嬉しい。サークル独自の宣伝をしたり、市民ネットや十人十色のメンバーがチケット販売に関わったりして、地域の映画館と一緒になって上映を成功させることに微力ながら参加できたことも嬉しい。6月30日(金)まで上映されるのでお近くの方には是非ご覧になっていただきたいなと思う。スケジュールなど詳細はこちら。

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「『知事抹殺』の真実」 :: 2017/03/10(Fri)

一昨年、アーサー・ビナード講演会の実行委員を一緒にやった若き友・ナタネさんから、
白河で「『知事抹殺』の真実」という映画の上映会があるので行きませんか?と
お誘いのメールが2月の末に届き、3月8日の上映会に行った。
情報を拡散したら何人かの友人も参加してくれた。

march06.jpg

2006年10月、元福島県知事の佐藤栄佐久氏がでっち上げの罪で逮捕された。
世間では「知事、収賄で逮捕」として大きく報道された、あの事件だ。
今考えると悔しいが、当時は1825二人ともすっかり有罪報道に騙されていた。
政治家の贈収賄事件なんて珍しいことではないし、ああまたか、という程度の認識で、
その後のことはしばらくはよく知らないままで過ごしていた。

ご本人・佐藤栄佐久氏の著書「知事抹殺 つくられた福島県汚職事件」で
この事件の真相が明らかにされたが、
この真実をもっともっと広く知らせなければならないと、
映画監督の安孫子亘氏が、昨年、「『知事抹殺』の真実」というドキュメンタリー映画を制作した。


どんな風に事件がでっち上げられたのか。
逮捕されてからの取り調べがどんなにひどいものだったのか。
家族や部下、知人などにも検察の過酷な取り調べが及んだ。自殺者も出た。
どうして佐藤栄佐久氏を知事の座から引きずり降ろさなければならなかったのか。

佐藤栄佐久氏の弟、佐藤祐二氏は取り調べの初期の段階で、
「知事はどうして原発に反対なのか。」
「知事は日本にとってよろしくない。いずれ抹殺する。」と言われたという。


2006年10月23日に逮捕され、2009年10月14日、東京高裁で有罪判決。
なんと収賄額0円で懲役2年、執行猶予4年という馬鹿げた判決だ。
最高裁に上告するも2012年10月16日最高裁が上告を棄却した。
現在、佐藤栄佐久氏は無罪を勝ち取るために各地を回って講演をしている。
無罪獲得のための何らかの応援になり得るこの映画「『知事抹殺』の真実」の上映会を各地で是非開いて欲しい。那須でも上映会を開催しようと友人たちと話して別れた。




森友疑獄で渦中の籠池氏を始めとして首相やその妻、大阪府、財務省などが新聞をにぎわせてきたが、
今日、籠池氏が理事長を退任し、森友学園の小学校設置認可の申請を取り下げたというニュースが流れた。
これで一件落着にしようとしているのではないかと疑ってもみる。
籠池氏はいかがわしい存在だが、他にも胡散臭い輩はいっぱい居るではないか。
報道は籠池氏を闇に葬って何事もなかったことにしようとする力の片棒を担いでいないか。





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「アイヒマンを追え」 :: 2017/03/04(Sat)

いつもの映画館で今日から上映が始まった「アイヒマンを追え ナチスがもっとも畏れた男」を観た。
1週間しか上映期間がないので今日行かなければ他にチャンスがない。
アイヒマンに関する映画では「ハンナ・アーレント」を2~3年前にDVDを借りて観たことがある。
いい映画だった。


「アイヒマンを追え」は、ユダヤ人であり西ドイツの検事長であるフリッツ・バウアーがアイヒマン逮捕に執念の火を燃やし、遂にはアイヒマンの身柄を確保したという話。しかし、身柄を確保したのはイスラエルのモサドで、陰にいたバウアーの力が大きかったと云うことが明らかにされたのは、彼の死後十年もたってからだという。実際にあった話の映画化。

収容所でナチスを認めるという書類にサインをして他国に亡命し、サインを拒んだ友人は収容所で死んだという悔やんでも悔やみきれない経験がバウアーにはある。戦後、ドイツに戻り検事長まで登りつめ何万何十万人ものユダヤ人をアウシュビッツに送ったアイヒマン逮捕に一生をかける。「前後左右にある壁や天井に押しつぶされそう」と彼が表現するような(警察にも検察にも居るナチスの残党がバウアーを何とか消し去ろうと画策している )状況 の中で捜索活動をしている彼は、アイヒマンを逮捕してドイツで取り調べれば芋づる式にナチスの残党を見つけることが出来るという信念を持ち、イスラエルの諜報機関・モサドにも情報を流しあらゆる方法でアイヒマンを追い詰めていく。

結局はモサドがアルゼンチンでアイヒマンを誘拐し、イスラエルに連れ去り、イスラエルの法廷で裁判をしてそのままイスラエルで絞首刑に処してしまった。この時点でバウアーの目的は果たされることなく事件は終わってしまうのだ。

ハンナ・アーレントとは違う角度からのアイヒマン誘拐・確保事件の取り上げ方だ。ナチスの残党が戦後もノウノウと政府機関で仕事が出来たなんて知らなかった。大物は逮捕され、小物はこっそり生き延びるという図か。ま、日本でもA級戦犯が処刑されずにノウノウと総理大臣にまでなったという事実があるしね。その孫が今、森友うんたらかんたらでしどろもどろになっているのさ。

まぁまぁの映画かな。個人的には「ハンナ・アーレント」が数倍好きだ。それにしても煙草の煙にむせそうになる映画だった。









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失敗失敗ラ・ラ・ランド :: 2017/03/01(Wed)

予告編を観る限り軽く観られる明るく楽しいミュージカル映画かなという印象があったので、
「ラ・ラ・ランド」を観に行った。
アカデミー賞の6部門獲得とかいうニュースもあったのでそれなりにいい映画かもという期待を持って。

期待は完璧に裏切られて長く感じる映画だった。
お互いの夢を追って何とか実現できたね、恋愛は成就できなかったけれどという筋。
ミュージカルと云えるほど歌や踊りで物語を紡いでいくのでもない。
(ひょっとしてミュージカル映画ではないのか?テイクの勘違いだったら失礼。)
歌も踊りもうまくない。
質の良くないという意味の「いわゆるハリウッド映画」

授賞式で作品賞受賞を間違えて発表された「ムーンライト」はどういう映画だろう。
かえってそっちの方が気になる。
「ムーンライト」を観た方が良かったかもねと18氏と話しながら出てきた。

で、帰ってきて検索してみたら、
社会派映画、フロリダの黒人社会の同性愛に目覚めた少年、シングルマザー・・・
日本では4月28日に公開されるらしいので観てみるかな。
少なくともバックに流れている音楽がいい。



映画監督/俳優のマーク・デュプラスの『ムーンライト』への愛を公開書簡として発表






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映画「沈黙」 :: 2017/02/15(Wed)

観ようかどうしようか迷っていた映画「沈黙」を観てきた。
遠藤周作の小説は読んでいないけれど、予告編を観たり、評判を聞いたり読んだりして興味を持っていた。
躊躇していたのは改宗を拒む隠れキリシタンが拷問され殺されるシーンを観たくなかったから。
それでも、観た。
津島佑子の「ジャッカ・ドフニ」の中の場面と重なる部分もあって、
隠れキリシタンが置かれていた状況・情景を自分なりに頭に描いていたので、
映画を観る助けになたような気がする。

日本が舞台なのに英語で喋る百姓や役人。
ポルトガル人なのに英語で話す宣教師。
ポルトガル語もほんのちょっと出てくるし、
日本人同士では日本語で話して、パードレと話す時は英語を話すし、
気にしだしたらかなり違和感があることは確かだ。
色々突っ込む部分もあるが、途中から気にしなくなったのは、
それ以上に映画の出来が良かったからかも知れない。

18氏は日本外国特派員協会で開かれた記者会見での
浅野忠宣(通詞)、窪塚洋介(キチジロー)、イッセー尾形(井上筑後守)の話を聞いて
観てみようと思ったという。
テイクは映画の前に見るのを止めて、帰ってきてからその記者会見を見てみた。
中々興味深い記者会見で、
原作と映画と役に対する俳優たちの解釈を聞くのも悪くない。





原作も読もう。





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「標的の村」 :: 2014/11/11(Tue)

「フォーラム那須塩原」で1週間だけ上映されている「標的の村」を観てきた。
沖縄県東村高江(おきなわけんひがしそんたかえ)という地区は、周りをぐるっと米軍基地に囲まれ、
ジャングル戦の訓練をしている兵士が民家の庭先にヌッと現れることもあるという所。
低く旋回する軍事ヘリコプターの開け放たれた窓から兵士たちが覗いている。
村や村民を標的にして軍事訓練を繰り広げているのではないかと日々の暮らしの中で住民は感じている。
自然豊かな高江で静かな生活を送りたいという住民たちの声を無視して、
日本政府はアメリカ政府の要望に応え、オスプレイ配備の為に更に新たなヘリパッドを建設した。

説明会を開催するように何度要請しても、住民ときちんと向き合うような説明もなく、
建設反対の申し入れをしても受け入れられず、
ゲート前で建設資材の運び込みを止めようとする住民を国が訴えるというひどい嫌がらせをし、
最後の手段としてゲート前に座り込む住民たちやそれを取材する報道陣を盾で取り囲み一人一人排除していく・・・・・

泣きながら反対の声を上げる住民たちの悔しさは、映画を観る側にも強く伝わってくる。
悔しい。本当に悔しい。一緒に泣いて悔しい思いを噛みしめた。
ニュースでは伝えられなかったので「本土」に住む国民の大多数は知らないままだ。
沖縄の人々はこんなひどい仕打ちをずっと受け続けてきた。
私たちは、知らない、知らなかったで済ませてはいけない。
高江で何が行われてきたか、沖縄がどういう状態にあるのか。
辺野古では今何が行われているのか。

沖縄の基地問題も原発も集団的自衛権行使容認も秘密保護法も全てが根っこのところで繋がっていることを知ろう。
平和憲法を踏みにじり、戦争をする国へと日本を変えようとしている政府に抗議する義務が私たちにはある。


短い期間だけれどこの映画を上映してくれた「フォーラム那須塩原」に感謝。
多くの人が観てくれるといいのだけれど・・・。


新作ドキュメンタリー制作に取り組んでいる三上智恵監督を応援したい。
以前から考えていたけれど、この映画を見て制作協力金カンパをする気持ちが一気に高まった。
即実行。





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