Joy Luck Club

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「6週間のダンスレッスン」 :: 2014/06/11(Wed)

「6週間のダンスレッスン (Six Dance Lessons In Six Weeks)」
2012年6月8日14:00開演 @那須塩原市黒磯文化会館 大ホール

 原作:リチャード・アルフィエリ、翻訳:常田景子、演出:西川信廣
 リリー・ハリソン:草笛光子
 マイケル:ミネッティ:斉藤直樹

出張個人ダンスレッスン「6週間でマスターする6つのダンスレッスン」を申し込んだフロリダのビーチを臨む高層マンションに住むリリー・ハリソンは、初日早々インストラクターのマイケル・ミネッティと激しい喧嘩をしてしまう。中々認め合うことができない二人だったが、週を重ねていくにしたがって次第に心を通わせるようになり、少しずつそれぞれの身の上を話し始めた。
マイケルはゲイであり、差別を受けてきたこと。年老いた母親の看護の為にダンサーをやめニューヨークからフロリダに戻ってきたこと・・・・・
リリーは亡くなってからやっと許すことができるようになった夫のこと、事故で亡くした娘のこと、そして自らの老いについて・・・・・
感情をぶつけ合いながらも、ダンスを踊り、語り合ううちに、やがてお互いのかけがえのないパートナーとして認め合う。(プログラムからの抜粋)

第一週 スウィング、第二週 タンゴ、第三週 ワルツ、第四週 フォックストロット、第五週 チャチャチャ、第六週 コンテンポラリーダンス。
リリーの部屋で行われる6種類のダンスレッスンをそれぞれ一場とする構成で、場ごとに衣装が変わり時間設定も天気も異なり、二人の(特にリリーの)健康状態や精神状態も違っているので、背景がずっと同じでも毎場面新鮮でさあ今週のレッスンでは何が起こるのだろうと観客を引き付けます。

まあとにかく草笛光子が綺麗!軽快に踊るダンスが素晴らしい!プログラムに公開されていた生年から換算すると81歳と云うことなのだけれど、ヒールの高い靴で踊りに合わせたダンス衣装を翻しながら斉藤直樹のマイケルと踊る姿に魅了されました。芝居は自然で、さすがに上手です。声が通り、滑舌が良く、台詞がしっかり聞き取れる・・・。マイケル役の斉藤直樹も始めのうちは硬かったけれど、場面を追うごとに芝居に馴染んできました。

リリーがマイケルという信頼できる若い友人を得たことで、病を抱えながら老いていく不安を少しだけ減らすことができ、残りの人生を寂しい想いをしないで生きていけそうな予感を漂わせる結末。夢のある、と云うと変かも知れないけれど、観客を幸せな気分にさせてくれる、最上の二人芝居でした。


この公演のことは、1~2か月前に大田原の文化ホールでたまたまチラシを目にして知りました。草笛光子の芝居が観られる!それも「宝くじ文化公演」なので安い!おまけにホールは近いし云うことなしです。
なのに観客が少なかったのはとても残念です。観劇後のこの幸せな気持ちをたくさんの人が味わえたら良かったのにと思いました。多分、情報が行き渡らなかったのでしょう。こんなことならRVに住むテイクの知っている人たちにも「6週間のダンスレッスン」のことを教えてあげれば良かった。しまったナ。






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