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「最期まで住みなれた自宅で・・・」 :: 2018/09/03(Mon)


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上野千鶴子さんの講演を聴いてきた。お題は「最期まで住みなれた自宅で暮らすために」。おひとり様で有名な上野さん。以前から雑誌などへの寄稿を読んだり、ネットに公開されたスピーチを聴いたりして知っていた上野さんの考え方も愉快にスパッとものを言う姿勢も好きだ。

彼女の年代でこの年まで結婚していない正真正銘のおひとり様はたったの3%。当然のことながらその割合は年代が若くなればなるほど増えるし、結婚していても配偶者が先に亡くなれば残された方の最期はおひとり様になる確率が高いと云う訳。子供がいれば子供と一緒に住むことになるかも知れない。子供がいなかったらどうする?子供が近くに住んでいなかったら?それぞれが抱える悩みであり不安だ。

「家族に囲まれて死にたい?」というのが会場に投げかけた最初の質問。一番前に座っていた男性がそりゃそうだ、みたいなことを答えたが、近くに家族は住んでる?というと、いやちょっと離れてるなぁと応じる。

1825の場合、遠く離れて暮らしている息子たちが、親の最期の面倒をみる為に帰ってくることは容易ではないし、18もテイクも子どもたちに身の回りの世話をしてもらいたいとは思っていない。片一方が亡くなる時はもう片一方が面倒を見ることができる。(これも余り確かではないな。年を取ってお互いに弱って来ていたらそれは無理だ。)残った方の最期はどうする?とたまに話すことはあるけれど、まぁ何とかするさ、何とかなるんじゃないかな、と当てもなく考えていた。

講演の内容は、独居で死ぬのは怖くない、訪問介護や看護の分野で長年の経験を蓄積してきた人たちが増えていて、それはそれは頼もしい画期的な取り組みをしているネットワークが全国のあちこちで見られるようになってきているというものだ。介護施設に払うのと同じくらいの料金で、三食365日配食サービス、訪問介護サービス、訪問看護サービス、訪問医療サービスなどが受けられるようになっている。へぇ~、ほぉ~と会場のあちこちで声が上がった。介護保険が出来て本当によかったとつくづく思っているという上野千鶴子さんは、全国の施設や訪問看護、訪問介護、配食、医療などのすべてをまとめて独居・痴呆老人の世話をする仕組みを作って実践している現場を見学させてもらいながら調査を続けてきた。その裏付けがあるから内容もとても具体的で納得のいくものだった。

家族に迷惑がかかるから、と云う理由で介護施設に入る老人は入居者の3割ほどいる、入居者の5割は家に帰りたいと思っている・・・長年住み慣れた家で最期を迎えたいと思っている人がほとんどだというのが現状で、それなら死ぬまで家で独りでも暮らせる方法を考えて行こう、というのだ。家族と同居していても介護が家族の負担にならないような仕組みがあればいい。最初は一人で動くことができるから買い物も家事もそれなりにできる、それが年とともに動くことが大変になり、いずれ寝たっきりになり、食べることも出来なくなり、そして死んでいく。ケアマネージャーさん、ヘルパーさん、介護士さん、看護士さん、時々医者がいれば、住みなれた家で一人で(もしくは家族に負担をかけないで)最後まで暮らせるシステム。それも医療保険や介護保険を使えば死ぬまで30万円から300万円あれば大丈夫というではないか。場合によっては0円ですむということもあるとか。すごい!

「退院移行支援」という、病床を増やさない、直らない人には対応しない、在宅復帰75%を目指すという政策を国が打ち出している。病院の厄介にならないで自分の家で暮らして死んで行こう、と訴える上野さんは政府の回し者と呼ばれたりすることもあったらしい。地域によって出来る事や必要とされていることは違うからそれぞれに知恵を出し合って地域に合ったネットワークを作ることが大切です、とまとめて講演は終わった。そんなネットワークを作ることが那須まちづくり広場の一つの目的でもあり、勉強会を重ね少しずつ進んでいるようだ。


みんな何だかとてもにこやかな顔をしている。ああ、大丈夫なんだ。独居でも安心して死んで行ける。自分で調理することができなくなったら三食365日配食サービスを利用する。痴呆が進んだり寝たっきりになっても毎日看護士さんや介護士さん、ヘルパーさんが、そして時々医者が訪ねて来てくれて世話をしながら様子を見守っていてくれる仕組み。

ある朝、訪問介護士さんが訪ねてきた時に布団の中で息を引き取っていたというのは嫌ですか?周りに家族がいないと嫌ですか?という問いにどう答えるかは人によって違うだろうけれど、テイクは嫌じゃないな。それまで毎日訪ねてきてくれる専門家がいるなんてとても心強いし、寝ているうちに息を引き取れれば最高だ、周りに誰もいなくても。




icon九条守れ

さいたま市の女性の句。
教育委員会は公民館報への掲載を拒否しています。


その他にも「9条」取り扱い拒否が様々な形で広がっています。

「九条俳句」市民応援団ができました。


沖縄県知事選が終わるまで、連帯の気持ちを込めてバナーをここに。

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bird
  1. 那須まちづくり広場
  2. | trackback:0
  3. | comment:2
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comment

そうなんですか、なんかほっとします。
  1. 2018/09/04(Tue) 13:55:23 |
  2. URL |
  3. 佐平次 #-
  4. [ 編集 ]

∮佐平次さん
そうなんですって。
みんなほっとしていました。
  1. 2018/09/04(Tue) 21:21:37 |
  2. URL |
  3. テイク25 #NNZ72WTo
  4. [ 編集 ]

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