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「判決、ふたつの希望 (THE INSULT)」 :: 2018/11/20(Tue)

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観たいと思う映画が先週からフォーラム那須塩原で続けざまに上映されている。最初に観たのは「判決、ふたつの希望」(原題は「THE INSULT」)

舞台はレバノンのベイルート。自動車修理工のキリスト教徒のレバノン人・トニーとパレスチナ難民・ヤーセルの些細な言い争いから物語は始まる。

補修工事の現場監督のヤーセルに、バルコニーの配水管が壊れているから直せと言われたトニーだが忠告に従わない。ヤーセルが「クズ野郎」とか何とか汚い言葉を投げつけたことに怒ったトニーは謝罪しろとヤーセルの上司に文句をつけに行く。渋々上司と共に謝罪に出かけたヤーセルにトニーは言ってはいけない禁断の言葉を投げつけ、激怒したヤーセルが襲い掛かりトニーに怪我を負わせてしまった。

そして舞台は法廷へと移る。肋骨を二本折られたトニーがヤーセルを訴えたのだ。レバノンにもパレスチナにも痛々しく傷ついた重く暗い歴史があり、それを背景に展開される裁判の行く末は・・・。オフィシャルページ

日本からは遠く、文化的にも隔たりのあるレバノンでの話だが、人間はお互いに分かり合えないのか、許し合えるのか、憎しみは消せないのか・・・様々な視点から考えなくてはならない問題は日本の現在が抱えている問題でもあるのではないか。近隣の国々との過去の関係、許し合えればいいのに、しっかり歴史に向き合って来なかったがために歴史が引きずっているものにいつまで経っても振り回される。中東では宗教、民族、部族、それぞれの派などといったとても複雑な関係が絡んでいて、分かり合う認め合う許し合うことが尚更難しく見える。

でも、ほんの少しだけ人間の良心のようなものが映画の中で垣間見えうっすらとだけれど感じられて救われた思いがする。監督のジアド・ドゥエイリはレバノンでは問題が山積みで希望があるのかどうかはわからないし、映画が社会を変えることができるとも思わないと言う。ただ、映画を観た人の一人でも考え始めてくれたらそれが社会が変わるきっかけになるかも知れないとも。

女性をポジティブに描こうと思ったというジアド監督の考えはこの映画を観る私たちに明るさを感じさせてくれる。トニーの妻・シリーン、ヤーセルの妻・マナール、弁護士のナディーン、裁判を進める女性判事。頑固な男たちとは対照的に、強くしなやかな芯を持つ四人が魅力的だった。









icon九条守れ

さいたま市の女性の句。
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