Joy Luck Club

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浦和に行った :: 2017/09/04(Mon)

「沖縄の闘いを支援する講演と映画のつどい」に参加したくて、浦和まで出かけた。初めて降り立った浦和駅から歩いて10分足らずの埼玉会館が会場だ。

三上智恵監督の「標的の島 風(かじ)かたか」のフォーラム那須塩原での上演を「映画サークル 十人十色」で応援することが決まっている。沖縄から遠い栃木県のさらに遠い県北では沖縄の現状を知っている人も少ないのではないか・・・ということでプレイベントを準備中だ。テイクにとって沖縄は、不公平、非民主主義、差別の矢面に立たされている所、非暴力に徹し「しなやかでしたたかに」闘いを続けている人々の島と云う存在だ。沖縄戦からずっと続く日本政府と米軍の理不尽な支配を黙って見過ごす訳に行かないという気持ちがテイクの中では強い。沖縄だけでなく、原発事故や再稼働を進める姿勢に対しても同じだし、年金問題、非正規雇用の増大、大手資本への減税、庶民には増税などなどなどなど国民に目を向けない政治を許しておけないという気持ちに繋がっている。

昨日は「沖縄からの報告」として一級土木施工管理技士の奥間正則さんと沖縄平和運動センター議長の山城博治さんの話を聞くことができた。お二人の話を聞くために出かけたようなものだ。
奥間さんは高江のヘリパッド建設に関して監視・調査・記録を続けていて、貴重な資料の蓄積がある。短い時間しかなかったのでかいつまんだ話しか聞けなかったのがとても残念だ。

◆北部訓練場には ヘリパッドが15個もあるのにそれを使わないで、ヤンバルでしか見られない貴重な生きものたちが棲む森を切り開いてまで高江地区を取り囲むようにしてオスプレイパッドを作った。
◆ 米軍にとって不要な北部訓練場の一部を日本に返す返還式に間に合わせる為に突貫工事で仕上げたヘリパッドは、完成直後から法面(のりめん)が崩れて盛り土をやり直したり、排水が悪いために土がたくさん水を含み「ずぶずぶ」状態で、斜面から何本も出ている排水管からは晴れた日でも水が流れ出している状態だ。
◆ そんなヘリパッド=オスプレイパッドを使ってオスプレイの離着陸訓練が日々行われている。重量が270tもあるオスプレイが垂直に跳び上がる時に300℃の高熱が噴射され、張ってある芝生もすぐに枯れてしまい、ヘリパッド上は茶色く変色してしまっている。
◆ ・・・・・・・・・・その他諸々
プロジェクターで奥間さんの記録を画像で見せながらの説明で具体的によくわかる。最後に見せてくれたのは、仲間が撮影したというオスプレイが飛び立つ時の映像だ。近くの樹が右へ左へ大きく揺れている。葉っぱも飛び散る。音も大きい。映像では伝わってこないけれど、これに加えて空気振動がひどく、子どもたちの健康が損なわれみんな高江から出て行ってしまった。本土には伝えられないまま、こんなにひどいことが進められているのだ。

山城博治さんは昨年不当逮捕され5カ月以上拘束された。釈放されはしたものの、関係者には会うなと言われ、最初の2週間ほどは幽閉状態だったという。抗議して会ってはいけない人物が5人だか10人にだかに限定されたが、一番に跳んで行きたい辺野古や高江のテントには行けない。それならば沖縄の現実を伝えようとこうして全国を回っているのだと話す。言わば「当局公認の全国行脚だ」と笑わせてくれた。末期だった喉頭がんを克服してとても元気で明るくて楽しい。そして歌が何曲も出て来る。会場中が一緒に歌い大いに沸いた。

映画が終わって(この映画のことはまたの機会に書こう)、最後はカーミーズが再登壇して、山城さんも奥間さんも主催者のスタッフも客席の参加者もみんなでカチャーシーを踊った。沖縄から浦和まで来てくれたみなさんの、一人でも多くの人に今日聞いた話を広げていって欲しいという想いをしっかり受け取った。


2017september_04.jpg
辺野古に新基地を建設するために海の埋め立てをする。埋め立ての為の土砂は2割が沖縄の採石場から、8割は県外から運ばれてくる。鹿児島県の種子島地区、奄美大島地区、佐多岬地区、熊本県の天草地区、長崎県の五島地区、福岡県の門司地区、そして山口県の黒髪島や小豆島の瀬戸内地区の7か所から現在は運び込まれている。それぞれの地元では「辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会」が作られ辺野古への土砂の運搬をやめるよう自治体に申し入れたり抗議をしたりしている。運輸産業労働組合や港湾労働組合も基地を造るための土砂は運ばないという決議をした。

こう言った各地での一つ一つの運動がキャンプシュワブのゲート前で毎日抗議を続けている沖縄の人たちの大きな支えになっていて心から感謝していると山城さん。他にも東京大阪千葉福岡愛知などから機動隊を送り込んでいるが、これは不当な警備活動の為に都府県民の税金を使って他県で仕事をさせているとして各都府県に監査請求をしている団体がある。東京都は門前払いだったので東京地裁に訴えたところ、裁判所が都に対してきちんと監査をするようにと通達を出したという。これも小さいながらも一つの前進だと山城さんは頭上に掲げた右手を大きく回して「イェ~イッ」と叫んだ。

諦めないで一つずつ乗り越えていくことの大切さ、広く連帯する手をつなぐことの大切さ、地道に監視を続けて記録を残すことの重要性を改めて教えてもらった。奥間さん、山城さん、ありがとう。



icon九条守れ

さいたま市の女性の句。
教育委員会は公民館報への掲載を拒否しています。


その他にも「9条」取り扱い拒否が様々な形で広がっています。

「九条俳句」市民応援団ができました。

埼玉会館の前で「九条俳句」市民応援団のメンバーがチラシを配っていた。9月6日の市民の集いと10月13日のさいたま地裁での判決言い渡しの知らせだ。那須に住んでいるけれど応援団に入ってます、会報も受け取っていますと言ったらとても喜んでくれた。テイクも思いがけなく「九条俳句」市民応援団の方々に会えて嬉しかった。10月13日には是非勝利判決を手にしたいものだ。


  1. 沖縄
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相変わらずの腰の軽さ。現場の声には説得力がありますね。「九条俳句」の勝利を越後の地より切望します。
  1. 2017/09/06(Wed) 08:12:02 |
  2. URL |
  3. ume #9wWewkbI
  4. [ 編集 ]

瀬長亀次郎の映画をみてきました。
ストレートな感動が伝わり泣けました。
渋谷・ユーロスペースです。
  1. 2017/09/06(Wed) 10:43:59 |
  2. URL |
  3. 佐平次 #-
  4. [ 編集 ]

∮umeさん
現場で地道に長年調査をしたり抗議の先頭に立ったりしている人の言葉は本当に説得力があって重いものです。直に聞くと尚更肌身にずしんずしんと迫ってきました。

「九条俳句」がさいたま市の公民館からいちゃもんつけられたのが、市民の言論に行政が口出しをし始めた最初だったような記憶があります。あれから「九条の会」が地域のお祭りから排除されたり、「憲法」と名がつけば政治的と言って会場を貸さなかったり、理に適わぬことが起き始めました。
ありがとうumeさん、越後の地よりの応援は闘いを進めている方たちにとって何と力強いことでしょう。
  1. 2017/09/06(Wed) 21:27:11 |
  2. URL |
  3. テイク25 #NNZ72WTo
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∮佐平次さん
カメジローさんって本当にかっこいいですね。ああやって信念を貫き通し、住民から信頼され支持されるのが本当の政治家の姿ではないかと思います。

1825は9月の25日辺りに仙台のフォーラムに観に行く予定です。たまには東京じゃなくて違う所で観てもいいのじゃないかとの18氏の提案で。早くカメジローさんに会いたい!
  1. 2017/09/06(Wed) 21:33:10 |
  2. URL |
  3. テイク25 #NNZ72WTo
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